2012年3月27日火曜日

Terra Madre


各種プロジェクト

生産者マーケットは、従来の流通や消費者にアプローチすることが困難な、小生産者たちの間の直接交流の場である。売られているものは地域に密接に結びついているもので(マーケットの近くで栽培された特産物)、季節の移り変わりを反映したものである。マリでは生物多様性基金が、ブレーシア(北イタリア)コンヴィヴィウムの経済的サポートによって、2006年より首都バマコのミッシラ地区の生産者マーケットの実現のために、イェーレン協会を助けている。このプロジェクトは、元マリ共和国文化大臣でアフリカのソーシャル・フォーラムの提唱者アミナータ・トラオレとのコラボレーションから生まれたもので、古いマーケットの改修が提案され、その後自らプロジェクトに加わることになった。ミッシラのマーケット は現在、生産者たちの誇りとなり、やっと太陽や風から守られることになった。ミッシラや他の町の人びとは、より快適な環境で買い物をすることができるようになり、そこでは食品がきちんと正しく保存され、虫や悪天候などから守られている。マーケットは非常に良い結果をもたらした。買い物客を驚かせるのはカビや水たまりもなく、ハエや蚊もすっかり少なくなっていることである。清掃されてきれいになり、心地良い町の一部となったミッシラの小さなマーケットは、人びとの交流や教育の場となり、健全で自然な食品を販売する場となっただけではなく、低価格で実現できる生産技術を提案する場所となった。実際この作業は地域の建材と技術を使うことで、地域の住民を勇気づけた。彼らは比較的低コストで生活環境を改善� ��きるということを確信している。


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イェーレン協会とのコンタクトは famapemissir/p>

アメリカ中西部の生産者ジョン・ピーターソンは、アメリカ社会の歴史の最近の動向における情熱、希望、失望を肌で経験した。農場の畑と動物に囲まれた、農家の伝統を継承する家庭に生まれ、若いときから情熱的にヒッピー運動にかかわった後に、70年代の農業政策に従いながら(拡張と集約農業)両親の農場に従事した。他の生産者たちにも言えることだが、この手の投資は80年代のはじめに膨大な借金を生じさせてしまい、大部分の土地を失うはめになってしまった。1990年になってはじめてジョンは土地に回帰する力を得ることができた。でも今回はまったくちがった意図をもったものだった。忍耐力をもってたくさんの野菜の種類を有機農法とバイオダイナミクスで栽培し始めた。特に全コミュニティを動員し� ��かつてない生産活動を展開することに成功した。ジョンは野菜の世話と収穫に購入者でしかなかった人びとを動員してしまった。それは町の住人である。シカゴからジョンを助けるために「アンジェリック・ファーム」へやってきた家族の数は、畑や昆虫と触れることのない都市の子供たちと共にどんどん増えていった。そのうちに本当のCSA (Community Supported Agriculture)に成長するまでになった。ここでは彼らがここ数十年で失ってしまった田舎との関係や、そこで働く人びととの関係を取り戻そうとしている。似たような問題に直面している他の生産者たちを勇気づけるために、ジョンは2005年に友人の映画監督Taggrt Siegelによって撮影されたThe Real Dirt on Farmer Johnという映画に自身の経験を語っている。

より詳しい情報 ジョン・ピーターソン農場のサイト: www.angelicorganics.com
E-mail: cs
映画The Real Dirt on Farmer Johnのサイト: www.farmerjohnmovie.com


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各種トピック

協同購入

都市が地方と出会いそれと対話をする時、農業はその人間的な面を失ってしまうことがある。消費者と生産者は直接の対話をすることで、地域レベルの信頼をベースとした関係作りをすることで協調することが可能である。このシステムは革新的ではあるが古来よりあるもので、栽培に使用される農薬による被害を重く受け止めた女性グループによって、40年以上も前に日本で再評価されたものである。この状況下で地域の小さな農場で作られた生産物を支持することを決め、アグルインダストリーや顕著になって来た輸入食材に対抗することになった。この緊密なコラボレーション関係は「提携」という名前で呼ばれ、それは「生産者の顔が見える食品」という意味である。農業を集団で支持す� �という考え方は、80年代、90年代に世界に知られるところとなり、新しい内容を加えて、アメリカやカナダのCSAから協同購入をするヨーロッパの多様なケースまで、各国の現状に合わせて変化をして来た。

2001年にダニエルとデニス・ヴイヨンはフランスで初めてのAmap(農業保護協会)であるOlivadesを創立し、国内中にそのモデルを普及することでネットワークを作り上げた。2人の農業者はトローネを取り巻く畑について、暴力的な都市化と隣接するオアシスのように語る。Amapの特徴の一つは「隣接感」である。つまり都市と田舎の、生産者と消費者の物理的な近さである。Amapは生産物のクオリティに常に配慮する(その存在意義によれば)近郊農業である。実際生産者の行動を選択・評価するのは消費者自身によるグループであり、それによって協同契約を結ぶようになっている。消費者グループは一年分の農産物について前払いをする。それに対して生産者は週に一回、その時にできた生産物をかごに入れて配達する。生産活動に� ��うリスク(霜、雹、害虫)は共有される。これは協同経済形態となっており、その中に生産倫理と社会倫理が組み込まれている。

Amap Les Olivadesとのコンタクトは
Denise Vuillon
denis

スローフード・
ディクショナリー

共生産者


第一ヤフー第一は、eBayのウェブサイトは見てどのように参照してください。

スローフードは食品消費に新しいアプローチを試みている。それは都市生活やスーパーマーケットに蔓延しているような、受動的で情報が欠乏しているものとはまったく違ったもので、食品や加工技術、生産者に対する知識に基盤を置いたアプローチである。消費者こそが食環境に決定的な変化をもたらすことができるということを証明するために、スローフードはコプロデューサー(共生産者)というタームを考案しました。この言葉によって生産者や業業者、畜産農家、ワイン醸造者、チーズ製造者と強い関係をもつConsum- attore 「消費する主役」という意味付けをし、生産者から購入するだけではなく、彼らに情報や、品質を見分けて健康的で味覚の豊かな、責任感のある食べ方をするためのアドバイスを得ようとするものである。注意深く賢明な消費者、つまり共生産者によって、農業は生産物の生物多様性と品質を保護するような伝統技術にによる、より意識の高いものとなるだろう。

大地のマーケット

スローフード・イタリアとスローフード基金は、トスカーナ州政府のサポートによって、世界中の生産者マーケット活動を復活させ、ネットワーックにつなぎ止めるプロジェクト「大地のマーケット」を発展させようとしている。目的は品質を重視し、生産体系でも流通においても環境インパクトを最小限にし、公正な社会を規定する権利を尊ぶ地域経済をサポートするというもの。大地のマーケットは基金によって厳格に規定された、食品の特徴を裏付けるための出展基準を守って行われている。ここには生産者のみが参加を許され、持続性のある地域食材しか売ることはできない。マーケットは月に一回は開催されなくてはならないなどという規定がある。イタリアではプロジェクトが進行中で、2008年には協会の地域組織� ��全国で20)が、州ごとにマーケットを開店する予定である。海外の国内委員会やスローフードの地域組織は、マリ共和国のミッシラの経験を海外に波及するために、生物多様性基金とぜひコラボレーションいただきたい。

大地のマーケットについての情報は
Alberto Arossa
a.aross/p>

テッラ・マードレの声


食品の伝統


クエスチョンマークが子供たちに回答

私の名前はビネータです。テッラ・マードレに来た1000人の料理人の一人です。私はセネガル人でダカールのアマドゥー・アッサーヌ・ンドイエ通りに「?」という名前のレストランを経営しています。いたって簡素なレストランで、私の国のカオスから逃れることに成功しています。この国の成功するレストランのモデルは国際的なもので、ヨーロッパの料理に着想を得ているものです。私のレストラン「?」では違ったことをしてみようと思いました。ここで使われる食材は地域で直接生産者から購入されたもので、伝統料理のみを作っています。例えばティオフ(Epinephelus aeneus)は国で一番美味しい魚、赤アワとフォニオのクスクス。これはデリケートな食感で、糖尿病に苦しむ人に最適です。私たちの料理は豊かな融合体です。栄養と味覚の豊かな食べ物が忘れられてゆくことは本当に残念なことです。我々の子孫たちが世界中同じゴミのような食べ物を食べることは残念なことです。このような理由からダカールの小学校の子供たちを私の小さなレストランに集めてみました。料理人たちとともにキッチンで作業をすることで、様々な材料を「再発見」することになります。夕食会はガイドつきの試食のようにします。つまり子供たちに食べているものの特徴や料理法、関連した伝統について説明をします。またゲームをしながら、子供たちに全ての感覚を使わせるようにします。「地 域のものを食べよう、セネガルのものを食べよう」というのは広告コピーではなく、レストラン「?」では現実に起こっていることである。さらには私の小さな料理人たちの家庭でも、これが起こることを祈っている。

ビネータ・ディアーロ Bineta Diallo
Mail: restaurantmdiospan>



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